築地近辺の街歩き番組には必ずと言って良い程登場する「茂助だんご」さん。築地スイーツの代名詞的な存在ですね。お店は築地から豊洲に移転されました。
小振りの串に3つの団子。
ご存じの方も多いかもしれませんが、「だんご三兄弟」のモデルになったお店です。当店では、この団子に用いる「うるち米」と、もち菓子に使用する「もち米」を納めさせて頂いております。
「良いもの」「ちゃんとしたもの」を使う。茂助だんごの御菓子はオーソドックスなものばかり。オーソドックスな御菓子は、素材の味が直接的に影響する。
とお話しくださったのは福田様。
餡は小豆を洗うところから。金団は皮の付いたお芋から。寒天は種類(品種や乾燥具合)の異なる天草をブレンドするところから。以前は当たり前であったことですが、今ではここまでなさっている和菓子屋さんは実は多くありません。
豊洲の店舗でも毎日飛ぶように売れ続け、デパート、スーパーマーケットなどにも商品を卸している茂助だんごさん。沢山の商品を生産していますが、その工程はほとんど手仕事によるものです。
機械化を考えたこともあったが、機械化=効率的・合理的という訳ではない。機械化を進めた結果失ってしまうものを考えれば、今の工程を貫くことこそが効率的・合理的。
和菓子に限らず、昨今はコストや目新しさを追求したモノ・サービスが溢れかえっております。それの良し悪しは別として、愚直なまでに商品の質に重きを置き続ける姿勢には感銘を受けました。
お話を伺い終わって、美味しい理由に合点がいきました。
茂助だんご 豊洲市場
東京都江東区豊洲6-6-1 管理施設棟 302
03-6633-0873